エヴァの匂い

引き続き、ひとりジャンヌ祭りしております。
しばらく続きそうな予感です。ジャンヌ祭り。

先日、何年振りかに『エヴァの匂い』を観ました。
ジャンヌ・モローが34歳の時の主演作です。
ちょうどいい頃ですね。若すぎず...。

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お金にしか興味を示さない娼婦に惑わされ、
身を滅ぼす男の哀れな物語なのですが、
スタンリー・ベイカー演じる"みじめな男"の、
もう追いかけたくないのに、追いかけてしまう心情がよく出ていて、
このダメな男には共感したくないけど、
多少共感できるかもですね~(笑)!?

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ワイングラスを転がすジャンヌが最高に美しい!

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特にどハマりしたこの男の結末は悲惨そのもの。
身の丈に合わぬことはやめなさいという、
教訓がそこには含まれています。

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逆にジャンヌ演じるエヴァは、もう清々しいものです。
いききってる感があり、全てを見抜いているので、
男を手のひらで転がすという域をも超えてますね、コレは...(笑)。

あと、忘れてはいけないのが音楽を担当した
ミシェル・ルグランの存在。
全編ジャズ・スコアで、このモノクロームで
退廃した雰囲気にバッチリと合った仕事をしています。
当時、7インチでしかサントラがリリースされていなかったのが
不思議なくらい、最初から最後まで聴き応えのある音楽を提供しています。
CDにはアルバムとして全曲収録されているので、
もう一度聴き返したくなりました。(うちのiTunesに入っているハズ...。)

やっぱりこの時代の作品は最高ですね。

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クロワッサンで朝食を

少し経ってしまいましたが、7/31にフランスの大女優、
ジャンヌ・モローさんがお亡くなりになられました。

ヌーベル・ヴァーグの時代から近年まで沢山の映画に出演され、
『死刑台のエレベーター』、『危険な関係』、『夜』、
『女は女である』、『突然炎のごとく』、『エヴァの匂い』、
『ビバ!マリア』、『黒衣の花嫁』、『ぼくを葬る』と
ざっと思い出せるだけでも、結構な作品を観ております。
そして最後の出演作となった『クロワッサンで朝食を』を
ずっと観ないままDVD放置していたので、この機に鑑賞しました。

その7/31、パリ8区の自宅アパートメント内で倒れた状態で
亡くなっているのを家政婦が発見した、とのことですが、
奇しくもこの映画はその状態に近い設定で繰り広げられます。

内容に関しては深く書きませんが、
観る側に感情をある程度考えさせながら
観終わった後、不思議な余韻を与えますね。

クロワッサンで朝食を 1

クロワッサンで朝食を 5

もうひとりの主役、アンヌ役のライネ・マギさんが
ストーリーが進むにつれ輝き、美しくなっていくのも見所ですね。
クロワッサンで朝食を 2

クロワッサンで朝食を 3

クロワッサンで朝食を 4

ちなみに『ティファニーで朝食を』を捩った
日本人が好みそうな『クロワッサンで朝食を』という邦題から、
もっとポップな作品かと思っていましたが、
視覚上の全体のトーンは暗い映画でした(笑)。

原題は『Une Estonienne à Paris』=『パリのエストニア人』。
まぁそのままの訳で邦タイトルにするとアレですが、
鑑賞後、しっくりくるタイトルだなぁと思いました。

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暗殺の森

先週まで『イタリア ネオ+クラッシコ映画祭2017』が
恵比寿ガーデンシネマで開催されていたようですが、
もちろん観に行けないので、自宅でひとり
"イタリア・クラッシコ"開催してみました。

なかなか時間も取れず、久しぶりにじっくりと
映画鑑賞しましたが、いいですね。映画(笑)!
本日は、その映画祭にもセレクトされていた
ベルナルド・ベルトルッチの『暗殺の森』(1970)をご鑑賞。

あまり多くの説明がないため、序盤はイタリア映画特有の
難解さがありますが、次第に引き込まれていきました。
全体的にはトーンは暗く、退廃的で内容的にも重いのですが、
それにより本作で有名な終盤のダンスシーンがより引き立っていました。

暗殺の森 1

主演のジャン=ルイ・トランティニャンは個人的にも好きで、
役どころもマッチしているし、
ドミニク・サンダとステファニア・サンドレッリのふたりは
それぞれに美しく、華があってビジュアル的にも見応えあります。

暗殺の森 2

暗殺の森 3

クライマックスが映し出す非情さは
全編に渡る主人公の虚無・喪失感を浮き彫りにしていました。

ラジオDJ/翻訳家の野村雅夫さんが、
以前この映画をテレビで紹介していて、
その中で印象的なセリフとして
「Tutti vorrebbero sembrare diversi dagli altri e tu invece vuoi somigliare a tutti.」
(普通は誰しも人と違う自分でありたいと望むものだけど、君はみんなと同じでありたいんだね。)
を挙げておられましたが、主人公の動機が
この一文ではっきりと映し出されていました。

しばらくしてから、また観たい作品です。

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犬神家の一族

どうも、こんばんは。yo☆ssyです。

須永さんがかな〜り久しぶりにリリースされたミックスCD
『Organ b. SUITE』、まさかの新作「13」を先月購入しました。
アルバム『STE』にも収録されていた
「犬神家の一族 ~愛のバラード~」のカバーが、
ミックスCDでは映画のセリフをS.E.として挿入し、
遊び心たっぷりに聴かせてくれてましたが、
それを聴いていたら、久しぶりに『犬神家の一族』を
観たくなって、1976年版と2006年版を続けて観てしまいました。
2006年版は未見だったので、観比べという楽しみも踏まえつつ。

犬神家の一族 (1976)

こういう印象的なシーンが撮れるのってスゴいですよね〜。
昔は何とも思いませんでしたが、
近年は『笑ってはいけない』のせいで、
板尾さんがフラッシュバックされます(笑)。

お初だった2006年版は、ほぼ忠実にセルフリメイクされていましたね。
松嶋菜々子さんや深キョンの配役も◎でした。

こっちの方が分かりやすいというか、入ってきやすい印象でした。
ラスト5分くらいだけ1976年版と変えたのは
何か意図があったのでしょうか...?

日々忙しくて、なかなか映画もゆっくり観れないですが、
また時間を作って何か観たいなと思います。
それではごきげんよう〜。

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リップヴァンウィンクルの花嫁


観たい!観たい!観たい!

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海街diary

どもー。yo☆ssyです。

先日、『海街diary』を観ました。
『空気人形』以来、是枝監督の作品は観てなかったので、
結構久しぶりですね。

結論からいくと、かなり良かったです。
ストーリー、キャスト、演出ともに
個人的には満点ですね。
海街diary 1

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆の3姉妹と、
共通の父を亡くした異母姉妹の広瀬すずが
父のお葬式後、一緒に暮らしだすというストーリー。
海街diary 2

まずは広瀬すずちゃんの驚異的な可愛さに
もうそれだけで満足してしまいそうな感じでしたが、
4姉妹の個性もあり、楽しく見入ってしまいました。

淡々と進んでいきますが、知らず知らずの間に
感情が徐々に移入されていきます。

ストーリーの見所と、絵としての見所もしっかりとあり、
深く心に残る一本となりました。

↓宇多丸さんのラジオでも絶賛されており、
見所をしっかりとご教授頂けます。

きっとブルーレイ出たら買ってしまうだろうなぁ、
というくらいに良かったです。
パンフレットもめずらしく買いました。

みなさまもぜひ!


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世界一美しいボルドーの秘密

久しぶりに映画のDVDを買いました。

『世界一美しいボルドーの秘密』。
フランス・ワインのドキュメンタリーです(笑)。
世界一美しいボルドーの秘密 2

世界でも有数で高額なワインを世界に送り出す
ボルドー地区のシャトーオーナーや、
ワイン評論家のロバート・パーカー、
自身もワイナリーを持つ映画監督のフランシス・フォード・コッポラの
インタビューも交え、ワインの歴史やビジネスのお勉強ができます。
世界一美しいボルドーの秘密 4

中でも後半、長尺で語られる中国との関係性と
これからが非常に興味深かったです。
世界一美しいボルドーの秘密 3

世界一美しいボルドーの秘密 1

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レッド・ファミリー

レッド・ファミリー

キム・ギドクがエグゼクティブ・プロデューサー・
脚本・編集を手掛けた『レッド・ファミリー』を観ました。
昨年の秋、ちょうど神戸に行った際に公開してたのですが、
時間がなくて結局劇場では観れず、DVDで観ました。

工作員として韓国に来た北の擬似家族が織り成す
シニカルなホームコメディで、
笑いと深裂な苦しみ、悲しみの物語。

隣で暮らすおバカな家族との対比が絶妙で、
描き方が本当に素晴らしかったです。

国で暮らす家族の為に任務を遂行しながらも、
人間味を失えず、ラストは複雑な感情と辛さが
いっぱいに溢れ出てきます。

なかなかにすごい作品でした。

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17歳

少し前ですが、久しぶりにフランソワ・オゾンの映画を観ました。
初期〜中期の作品はほぼ観てると思いますが、
近年の作品は結構観てない気がします。

2010年の『しあわせの雨傘』は観たハズだけど、
全然、内容の記憶がないですねー(笑)。
その前に観たのが、多分『エンジェル』ですかね。
『エンジェル』はオゾンっぽくない作品という印象ながら
個人的には好きな作品です。
主演の娘も可愛かったなぁ。

さて、この『17歳』。
オゾンらしさはあります。
作品としては可もなく不可もなく、といった感じ。
17歳 2

この娘が裕福な家庭に育つも満たされず
売春にどっぷりと浸かるお話です。
17歳 1

まぁ見所は終盤の娘のオカンと、
娘を買っていたおっさんの妻(シャーロット・ランプリング!)の
心情の見せ方がえげつなく素晴らしいところでしょうか。
このふたりが主役と言っても良い作品です。

でもトータルとしてはまずまずです。
退屈はしないけど、絶賛はできないです。

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『青い体験』と『続・青い体験』

ラウラ・アントネッリ主演の『青い体験』と
『続・青い体験』を続けて観ました。

『青い体験』
ラウラが美しい以外は特になんてことない作品ですね。
青い体験 1

こんなお手伝いさんが家にやってきたら、そりゃヤバいでしょう。
青い体験 4

セクシーすぎます...。
青い体験 3

少年の恋は敗れ、父親のお嫁さんになってしまいますが...。
青い体験 2

- - - - - - - - -

そして『続・青い体験』
続・青い体験 1

シリーズと言っても、全く違う設定で、
日本公開時に宣伝の便宜上、シリーズにしたって感じでしょうか?
原題も『1』『2』みたいな感じでついてなく、
全く別タイトルですからね〜。
続・青い体験 2

本作では兄貴の嫁に少年が恋してます。
続・青い体験 3

両作品とも少年が微妙に報われてるような気がしなくもないです。
続・青い体験 4

ラストのラウラと少年の笑顔が良かったです。

この時代のシリアスなイタリア映画はしんどいというか、
感情移入できない&理解できない作品も多々ありますが、
こういうB級映画は何も考えず観れるので良いです。

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