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Hubert Laws / Moondance

Hubert Laws / Moondance

少し前に何気なくInstagramを眺めていたら、ジャズ・フルート奏者の方で、Hubert Lawsの2004年のアルバム『Moondance』に収録の「Stinky」をカバーしている動画が出てきて、そういえばこの曲好きで20代前半の頃よく聴いていたな...とCDを自宅で探して発見→久しぶりに聴きました。2000年代前半はジャズのレコードとCDを一番よく買っていた時期で、懐かしさと共に改めてこのアルバム良いよね、と再確認しました。しかし「Stinky」をカバーするって、選曲のセンスも素晴らしいですね。

で、その「Stinky」ですが、疾走感のあるサンバリズムに、歌心溢れるフルートのリードが最高な一曲。何度聴いても飽きない類いの名演です。「Clarita」という曲もジャズサンバで良いですし、冒頭の「Moondance」のカバーは、スカジャズ〜レゲエ調のニクいアレンジ。ソウルジャズな「Summer of '75」や、クール&ロマンチックなラストの「Kiss」等も秀逸です。当時も大して話題になっていなかった記憶がありますが、個人的には思い出深くもあり、好きな作品です。





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KAEN [鳥取] 20200523

鳥取大丸5Fに2020年4月にオープンした
薪火料理のレストラン「KAEN」さんにディナーで伺いました。

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ディナーは7,700円と11,000円のコースのみとなり、
今回は11,000円でお願いしました。
どちらのコースも皿数は同じで、食材が変わるそうです。
ちなみにランチは2,000円未満の価格帯でリーズナブル。

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*ホタルイカのスモーク 新じゃがと空豆 トマト味噌 卵黄のカラスミ*

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アミューズに合わせて、山形・タケダワイナリーの「Sans Soufre 2019」(スパークリング)をグラスで。

*国産小麦と天然地産酵母 素焼きピザ*

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前菜のピザはシンプルながら、薪火とチーズの香ばしさが◎

*桜鯛の薄造りと鱗揚げ 菜の花、うるい、セリ、ハッサク、ビーツ*

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春の食材を桜鯛の薄造りで巻き、特製柚子ソースにからめて頂くひと皿。
桜鯛はスダチ果汁と岩塩のソミュール液に漬けていたそうです。
サクサクな鱗揚げが食感のアクセントになって良かったです。

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ここから岡山のドメーヌ・テッタのシャルドネをボトルで。
良心的なワインの値付けも好印象です。

*吊るし蜜叉焼 いろいろな白ネギと酒粕のソース*

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豚肩のブロックをニンニクやハチミツなどでつくった
特製ダレに漬け込み、特製の暖炉に吊るしじっくりと
長時間焼き上げられたチャーシュー。
添えられているのは、揚げた白ネギ、窯で焼いた白ネギ、生の白ネギの3種類。
下に敷かれた酒粕とカツオ出汁のソースが絶品で、
チャーシューと合わせると、ラーメンを想起させるテイストで
日本人なら絶対に好きであろう、思わずニッコリしてしまうお皿でした。

*いちご*

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お口直しのいちご。

*薪焼きの魚 古代米のリゾット風ソース*

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*窯焼きの野菜*

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*薪焼きの肉 玉ねぎのロースト*

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お肉のタイミングで赤ワイン(メルロー)をグラスで頂きました。

*PIZZA (椎茸、長芋)*

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メインのピザは、椎茸、白ネギ、長芋、れんこん、春菊、ブロッコリーの
中から2種類の具材をチョイスするシステム。

*大山ミルクと天美卵のアイスクリームの燻製*


ドメーヌ・テッタのデザートワインをグラスで。
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料理はどれも美味しく、独創性もあって楽しめました。
このクオリティーなら7,700円のコースでも充分に期待できそうです。

ワインの種類も多くはないですが、
価格帯、品種など、ピンポイントで
鳥取のニーズに合わせた感じで、悪くないと思います。

現在、ディナーは組数を抑えての営業をされているようで
他のお客さんとのスペースがしっかりと取られていました。

スタッフの方のサービスも丁度良く、
我々の退店が最後だったこともあってか
店外のエレベーターまでお見送りして頂きました。

メニューも変わっていくとのことですので、
また機会があれば伺ってみたいと思います。

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柔らかい肌

少し前にゴダールの『アルファヴィル』を観たのですが、
やっぱりゴダール作品は肌に合わないなぁと再確認しました。
『アルファヴィル』に関しても、アンナ・カリーナの
美しさがなければ、秒で観るのをやめていたと思います(笑)。

それに比べ、ゴダールと同じ時代のヌーヴェルバーグの旗手のひとりで、
ぼくが最も好きな映画監督、フランソワ・トリュフォーの作品は
何度も同じ作品を観てしまうくらいに陶酔しております。

そんなトリュフォーの1964年の作品『柔らかい肌』を久しぶりに鑑賞。
以前インタビューで、トリュフォー自身は本作を気に入っていない的な
発言を読んだことがありますが、ぼく個人的にはこの作品、大好きです。

監督が気に入っていない最大の要因は、主演にフランソワ・ペリエを
起用したかったものの、スケジュールが合わず、
やむを得ずジャン・ドサイを起用。
ジャン・ドサイ演じる主人公に監督が共感できず、
さらにはジャン・ドサイ自身も役が気に入らず、
撮影現場でもめていたそうです。

たしかにフランソワ・ペリエだったら、
もっと色気があって魅力的な雰囲気が出そうではありますね。
ただ、トリュフォー作品に登場する男に共通の
"共感できない男"という意味で言えば、
ジャン・ドサイでも悪くはない気がしました。

ジャン・ドサイ演じる文芸評論家のピエール・ラシュネーが
若きC.A.と陥る不倫の物語なのですが、
この作品を魅力的にしているのは確実に
不倫相手ニコール役のフランソワーズ・ドルレアックでしょう。

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とにかく彼女の美しさに釘付けになります。

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ダンスシーンもあったり。

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女性の脚フェチのトリュフォーによる
こんな絵になるシーンもあったり。

ちなみに物語の序盤にも飛行機内で、
カーテンの下からハイヒールを履き替える
フランソワーズ・ドルレアックの足だけが見えるシーンも
トリュフォーならではのカットですね。

ふたりが急接近するホテルで、
フランソワーズ・ドルレアックが泊まっている部屋番号が
トリュフォーがギャグの様にこだわり続けた「813」というのも、
トリュフォー・ファンにはクスッとしてしまう演出。
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あと、この作品はトリュフォーが敬愛する
アルフレッド・ヒッチコックとの対談の後に制作した
作品だけあって、サスペンス映画ではないのに、
何気ないシーンで妙な緊張感を作り出しています。
ドサイとドルレアックがエレベーターに乗っているシーンや、
終盤のドサイが自宅に電話をかけるも、
妻役のネリー・ベネデッティは車で家を発つシーンなど、
スリリングさがサスペンス映画のそれと同様です。

また、ドルレアックがドサイの講演のチケットが取れず、
劇場のエントランスで退屈しているシーンがあるのですが、
そこにジャン・コクトーの『オルフェの遺言』と
マルセル・オフュルスの『バナナの皮』のポスターが
貼られているのも、なんともトリュフォーらしい目配せですね。

ということで、ストーリーとは逸れた細かい箇所で
ぼくのトリュフォー愛が爆発してしまった文章になっておりますが、
ストーリー自体もおもしろいのでオススメです。
これを機にしばらくトリュフォー作品を鑑賞していたいです。

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フランソワーズ・ドルレアックが
1967年に25歳という若さで交通事故で逝去したことが
悔やみきれないくらいに、スクリーンに眩しく輝いている作品です。

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Ronnie Laws / Friends and Strangers

Ronnie Laws / Friends and Strangers

静かなGWも終了し、みなさまいかがお過ごしでしょうか?ぼくは遅れていた国際郵便がぼちぼち到着してきはじめているので、その処理に連日追われつつ、いつもよりは多少時間も出来ているので、断捨離・掃除などもしてスッキリしました。あとはmix CDも久々に作りたいなと思い、選曲しておりますが、こちらは完成するかどうかあやしいですね(笑)。

では今日の一枚。今さら説明不要のレアグルーヴ・クラシック、Ronnie Lawsの「Friends and Strangers」です。LPバージョンより尺が短いのですが、7インチのフォーマットが気に入っております。Nujabesがプロデュースを手掛けたFunky DL「Not Yet Known」の元ネタとしても知られる、メロウなジャズファンクの名曲ですね。フレーズがモロ使いされているだけあって、曲として良くて、昔から好きなレコードです。

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和食みた [鳥取] 20200507

オープン当初に満席で予約が取れず、それからタイミングがなかったので
なかなか伺うことが出来なかった「和食みた」さんへ。
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コースは4,300円と6,500円の2種類で、
アラカルトでのオーダーも可能のようです。
今回は6,500円のコースでお願いしました。

*前菜*

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前菜5種類の中で特筆すべきは写真中央にあるサバの燻製。
食べた瞬間はしっかりとスモーキーながら、
後からサバの旨味もしっかり味わえます。
前菜の中の一品ではありますが、
みたさんのスペシャリテかもしれませんね。

*もさえび糝薯の椀物*

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山陰地方で味わうことの出来る甘味たっぷりの猛者エビを糝薯にしたお椀。
猛者エビが大好きなので、これは嬉しいひと皿。
もちろん出汁も美味しかったです。

*お造り*

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お造りは、サザエ、スズキ、猛者エビ、真蛸、マグロの5種。
コースの価格を考えると、お造りが5種類出てくるのはかなりのコスパ高。
猛者エビは鮮度抜群で跳ねました(笑)。

*お肉*

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お肉料理は、鳥取牛オレイン55の炭火焼き。
七輪で自ら焼くスタイルです。

*鮨*

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*焼き物*

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焼き物はのどぐろ丸々一匹。

*茶碗蒸し*

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*蕎麦*

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*甘味 (いちごプリン)*

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お酒は生ビールが600円と良心的な値付け。
ビールを2杯とその後は日本酒(澤屋まつもと)を1.5合頂きました。
澤屋まつもとの日本酒は乳酸系のテイストもあり、
フレッシュで美味しかったです。
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肉料理が序盤だったり、御食事の代わりに〆が蕎麦だったり、
いわゆる完全な割烹スタイルの流れではなかったものの、
これはこれで良かったです。
大将はアラカルトの他のお客さんの料理も作りつつでしたが、
皿出しのテンポも丁度良かったです。

そして何よりコスパは高いですね。
鳥取という土地に寄り添った価格で、
都心などで同じ食事をしたら1.5〜2倍の金額になりそうです。

機会があればまた伺ってみたいです。



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FARO trattoria [鳥取] 20200502

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情勢的にとても大変な中、先月オープンしたイタリアン
FARO trattoria」さんにワイン友達の安田さんと伺いました。

山内シェフはエミリア・ロマーニャ地方で修行され、
鳥取市のフェデネージュさんを経て、独立。

現在はmax2組で、コースのみの予約を承っておられるそうですが、
状況が落ち着いたらカウンター席も開放して
アラカルトメニューでも対応される予定とのことです。
(シェフ的にはコースよりもアラカルト推しの店にしていきたいそうです。)

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コースは3,500円、5,000円とリーズナブル。
今回は8,000円に値段を上げてお願いしました。
ドリンクはペアリング5種(4,200円)にしました。(3種もあり。)

1杯目の泡はアスティ。
正直アスティが出てきた時は
「… (ペアリングじゃなくボトルで通した方が良かったかな)」と
安田さんと無言で顔を見合わせてしまいましたが、
のちに内容も良くなって持ち直していきます(笑)。
個人的には1杯目はドライな泡でキリっといきたかったです。

*もさえびと苺*

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アンティパストは猛者エビと苺の小品。
甘味のある猛者エビと甘い苺のハーモニー。

*生ハムとニョッコフリット*

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エミリア・ロマーニャ州の熟成生ハムと、
ニョッコフリット(=エミリア地方の揚げパン)。
トラットリアらしい、シンプルながら美味しいひと皿。

*赤貝のジェノベーゼ・サラダ*

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イタリアの潮風を感じるサラダ。
コリッとした貝に絶妙なバジルソースが◎

*ホタルイカと春キャベツのペペロンチーノ*

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ぱっと見、パスタの色が我々の知っている
ペペロンチーノのそれとは違いますが、
ホタルイカの出汁も絡めていて、赤みがかっているそうです。
もちろん味はペペロンチーノで、
より濃厚で美味しいパスタでした。

*リゾットビアンコ*

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リゾットはパルミジャーノ・レッジャーノと鶏出汁が
効いていて、ペアリングの白ワインともバッチリ。

*キジハタのムニエル*

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*鳥取和牛オレイン55*

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メインのお肉でペアリングされた
ヴィルジリオ・サンドニ(Virgilio Sandoni)という生産者の
カベルネ・ソーヴィニヨンが、フランスやアメリカの
カベルネともタイプの違う美味しさで、新たな発見。

*フォアグラのテリーヌ*

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*デザート*

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ということで、とても良いイタリアンの新店が出来て嬉しいです。
料理はとても美味しいです。
サービスは、シェフ直々にして頂きた時の説得力と、
他のスタッフさんとの差がありますね。仕方ないですが...。

また季節を変えてコースで再訪か、
アラカルトでの提供も始まったらふらっと立ち寄りたいです。



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出発

出発 1

ポーランドのイエジー・スコリモフスキ監督が1967年に
ベルギーで制作した映画『出発』を観ました。

ゴダールの『男性・女性』に出演していたジャン=ピエール・レオと、
カトリーヌ=イザベル・デュポールを起用し、
作風もヌーベルヴァーグに影響を受けているのが見て取れます。

美容院で働いている主人公のマルクは、
レーサーとしてデビューすることを夢見る青年。
青年と書きましたが、やっていることは
店主のポルシェを拝借して乗り回したり、
それが使えなくなったら、同僚を巻き込んで
ポルシェの展示場で窃盗したり、と褒められたものではありません。
純粋そうではあるけれど、結構性格に難アリで腹が立ちます(笑)。

そんな中、恋愛へと発展していくミシェルと出会い、
愛らしいふたりのストーリーもゆっくりと進んでいきます
出発 2

アテもなく登録だけしておいたレースの日が近づき、
レース前日、彼女と安ホテルに泊まったマルクが出す答えとは...。

軽快なテンポで展開させつつ、説明よりも映像で
魅せていくスコリモフスキ監督の手腕が光った映画でした。

↑中盤に挿入されるこのシーンは印象深いです。


そしてこの作品といえば、音楽を手掛けた
クシシュトフ・コメダのジャズスコアも煌々と輝きます。
スリリングな6/8拍子のジャズ「Chaque Heure est Un Depart」と、
クリスチャンヌ・ルグランが歌うテーマ曲「Le Depart」が
繰り返し登場し、映画に彩りを与えています。

2004年にNicola Conteがモーダルな
ジャズボサでカバーしたver.も大好きです。

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