5時から7時までのクレオ

[こちらの記事は旧ブログからの転載です]

5時から7時までのクレオ


何日か前にフランス映画の『5時から7時までのクレオ』をDVDで観ました。フレンチポップ・シンガー、クレオが主人公。彼女は体調不良に悩まされていて、もしガンだったら...とマイナス方向ばかりに考えてしまい、いてもたってもいられない様子。病院でガン検査を受けた彼女の結果が出るのは2時間後の午後7時。その5時から7時までの間の彼女の行動を追っていく、ちょっとドキュメンタリータッチな作風です。要所要所で「5時3分から5時10分のクレオ」といったタイトルが出てきて、時間軸も実際の時間と同じように進んでいくあたり、当時としては新しかったのではないかと思います。見所はパリの街をぐるぐる回りながら、そんな彼女のナイーブな心境をよそに、占い師だったり、恋人だったり、作曲家だったり...とにかくいろんな人が割と無神経に接するところでしょうか。先に挙げた作曲家は本作のサントラを手掛けているミシェル・ルグラン本人で、劇中でルグランがピアノを弾きながらコリンヌ・マルシャンとデュエットするシーンも観ることができます。これが何とも素敵です。ルグランだけぢゃなく、ゴダールやアンナ・カリーナも出演してました。死への恐怖に怯える主人公の心情を描写したシーンがあるかと思えば、パリの街並やファッション等ポップな雰囲気も多分に楽しめて、そのバランスが何とも言えません。とてもお気に入りの作品とはならなかったものの、普通に楽しめる映画だと思います。


5時から7時までのクレオ -Cleo de 5 a 7-
1961年 / フランス
監督:アニエス・ヴァルダ
出演:コリンヌ・マルシャン
   アントワーヌ・ブルセイエ
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テーマ : 映画レビュー - ジャンル : 映画

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